作曲しか能のない男のたわごとです


by lit-composer
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もうー、バカバカバカバカバカラック!!(2)

さて、バカラックに関する第二弾。

浪人時代、僕はディスクユニオンの御茶ノ水店の中古屋に入り浸っていた。ジャケ買いも良くした。だいぶ趣味も80年代サウンドから卒業といった感があったし、自分でも新しいものを求めていた。

ちょうどその時、Swing Out SisterやBasiaなどの洒落た女性ボーカルものに物凄く興味を引かれ始めた。
Swing Out・・・はイギリスのグループだったし、1stアルバムは86年くらいだった事もあり、80年代サウンドを残しつつ、ジャズやブラックコンテンポラリーの影響を受けたものだったので比較的入っていきやすかったのね。その頃同時にはまった、Danny Wilsonも今でも好きなグループ。こっちは男バンドだけど・・・。Gary Clarkの艶っぽいボーカルは最初聞いたとき身震いした。「かっこいい!」と素直に思った。サウンドもお洒落で、僕のAOR好きはここからスタートしたのかもしれない。ドラムスのクレジットに元ABCのDavid Palmerの名前もあった。彼はTompson Twinsや後期YMOなどテクノやエレポップサウンド界の名セッションドラマーだから、彼のクレジットでかなり親近感を覚えた。Danny Wilsonでの彼のプレイは最高だと僕は思っています。

話がそれましたね。Swing Out・・・はその後僕の女性ボーカルものユニットのお手本サウンドになっていく訳だけどね・・・。
皆もそうだと思うが、自分の好きなアーティストが傾聴しているアーティストのサウンドって興味あるでしょ。んで、彼らが有名なバカラックフォロワーだったってのもあって、ライナーノーツとか読んで気になっていたのね。彼らの2ndの「You on my mind」に僕は、カーペンターズやChristopher Crossとの接点を見出していたんだよ。ちなみに、ここまでの僕はバートバカラックって人がどんな人か、名前も知らなかったわけよ。
気になってCDショップを覗く。ロック欄にバカラックのコーナーはない。必死に探して、「イージーリスニング」コーナーでやっと発見した。とりあえず、1枚手に取ってみる。
曲名を見た僕は驚愕した。声が出そうになった。「うおっ!」と。

そこには、僕が今まで気になっていた曲が満載だった。カーペンターズ「Close to You」、BJトーマス「雨に濡れても」の2曲は幼稚園時代からの謎だったわけだから、驚くわけでしょ。ずっと好きで自分が作曲するようになって、あんなイイ曲誰が作曲してんの?って思ってたら同じ人なんだからね。
その後置いてある物を片っ端から見たらChristopher Crossの曲まであった。参りましたって感じで速攻買って家で聞く。Dionneの曲の「Walk on by」で幕開けるCD。なんと、大袈裟なアレンジだと、びっくりした。笑ってしまった。でも、3回目くらいにはその大袈裟加減が心地良い。変てこな転調も、変拍子も、シンコペーションも、計算し尽くしているのか思いつきなのか、でも凄い。すんなり入ってくる。そこには、ポップソングとは何たるが詰まっている。事実彼の曲はグラミーも取っているし、ビルボードヒットチャートの常連なわけだし・・・。

バカラックサウンドの詳細は研究家がいるんで、僕なんて若輩者が書くと笑われてしまうんでこの辺にしておくけど、とにかく僕の人生とずっとどっかで繋がっていたって衝撃的ですよ。

というわけで、僕はSwing Out・・・フォロワーでありながら、バカラックフォロワーになってしまいました。僕の作り出すメロディーは複雑な経路をたどって完成しつつあるんだけど、これも一つの引き出しなのかなって最近は思ってるんだよ。

また、機会があればこの事は書いていくでしょうな。
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by lit-composer | 2005-02-22 13:47 | 音楽全般ですな